役職定年になったら辞める。あなたの意思ですか、それとも会社の「伝統」ですか
2026年10月28日 11:26
「うちの会社では、部長までやった人は役職定年になったら辞めるものだ」
そんな空気のある会社もあるのではないでしょうか。
誰かに退職を命じられたわけではありません。
それでも、先輩たちが次々と辞めていると、
「自分もそうするものだろう」
と思ってしまうことがあります。
しかし、その退職は本当に自分で選んだものでしょうか。
会社には「見えない慣習」があります
就業規則には書かれていなくても、会社にはさまざまな慣習があります。
例えば、
「元部長が一般社員として残るのは格好が悪い」
「役員になれなかった管理職は辞めるものだ」
「後輩に道を譲るのが美学だ」
といった考え方です。
長く同じ会社で働いているほど、それを「当然」と受け止めやすくなります。
しかし、時代は変わっています。
働く期間が長くなれば、役職を離れたあとにも、10年近い職業人生が続くことがあります。
昔の先輩と同じ選択が、今の自分にも合うとは限りません。
「誰のために辞めるのか」を考える
退職を考えたとき、こんな問いを自分に向けてみてはいかがでしょうか。
本当に自分が辞めたいのか
周囲から「残った人」と見られるのが嫌なのか
元部下の目を気にしているのか
過去の先輩と違う行動を取ることに抵抗があるのか
家族はどう考えているのか
経済的には残ったほうが安心なのか
周囲からどう見られるかは、確かに気になるものです。
ただ、その会社を離れたあとも自分の人生は続きます。
退職後の生活費や働き方について、周囲の人が責任を取ってくれるわけではありません。
だからこそ、最後は自分自身の条件で考える必要があります。
「残る」ことも一つのキャリア選択です
転職には新しい可能性があります。
一方、残留にもメリットがあります。
例えば、
仕事内容を理解している
人間関係ができている
通勤や勤務形態が分かっている
新しい仕事を一から覚える負担が少ない
収入の見通しを立てやすい
といった点です。
もちろん、給与や役割が大きく変わるケースもあります。
だからこそ、
「辞めるのが格好いい」
「残るのが格好悪い」
という問題ではありません。
条件を比べて、自分に合うほうを選ぶ話ではないでしょうか。
まとめ
「役職定年になったら辞める」
それは会社の長い歴史の中では、一つの慣習だったかもしれません。
しかし、先輩とあなたでは年齢も家族も資産も健康状態も、その後の人生設計も違います。
周囲がどうしてきたかではなく、
これから自分はどう働きたいのか。
一度そこから考え直してみてもよいのではないでしょうか。
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ななつ星これからライフキャリア相談室では、会社の慣習や周囲の目にとらわれず、ご自身にとっての選択肢を一緒に整理しています。
「本当は自分がどうしたいのか分からない」という段階からでも、一度整理してみませんか。