【第1回】転職回数が多くて自信がない方へ
2026年05月13日 18:52
まず気にすべきなのは「何回か」だけではありません
「転職回数が多いので、自信がありません」
「面接で必ず不利になりますよね」
「また辞める人だと思われそうで不安です」
50代前後の方のキャリア相談では、このようなお悩みをお聞きすることがあります。
確かに、転職回数が多いことは、採用選考において見られるポイントの一つです。
しかし、転職回数が多いからといって、必ずしも採用されないわけではありません。
大切なのは、
「なぜ転職を重ねてきたのか」
「その経験から何を学んだのか」
「これからはどのように働きたいのか」
を、自分の言葉で整理できているかどうかです。
転職回数は、何回から多いのか
「転職は何回から多いですか?」
これもよくある質問です。
正直に言うと、明確な正解はありません。
年齢、業界、職種、雇用形態、会社規模によって受け止め方は変わります。
20代で短期間に何度も転職している場合と、50代までの長いキャリアの中で数回転職している場合とでは、見られ方も違います。
ただし、採用担当者の立場で見ると、次のような場合は気になります。
・1社ごとの在籍期間が極端に短い
・転職理由が毎回似ている
・退職理由が会社や上司への不満ばかりになっている
・次の仕事で何をしたいのかが見えてこない
・職務経歴に一貫性が感じられない
つまり、単純に「何回だから多い」というよりも、
その転職に納得できる流れがあるかどうかが重要です。
転職回数そのものより、見られているもの
採用担当者は、転職回数だけを見て判断しているわけではありません。
むしろ見ているのは、
「この人は、なぜ転職を重ねてきたのか」
「その都度、どんな判断をしてきたのか」
「今回の転職では、何を大事にしているのか」
という点です。
実は私も、履歴書を見て、多いなあと感じたら、直近5社くらいは各社の離職理由をお聞きします。
たとえば、同じ転職3回・4回でも、それぞれの転職に理由があり、仕事の経験や成長につながっていれば、
印象は大きく変わります。
反対に、転職回数が少なくても、退職理由や志望動機に一貫性がなければ、採用側は不安を感じます。
転職回数が多いことを必要以上に怖がる前に、
まずは自分の職歴を落ち着いて振り返ることが大切です。
第1回のまとめ
転職回数が多いことは、たしかに採用選考で確認されるポイントです。
しかし、本当に大切なのは、回数そのものではありません。
その転職にどのような理由があり、そこから何を学び、これからどう働きたいのか。
そこを整理できているかどうかが、面接での印象を大きく左右します。
次回は、採用担当者が転職回数の多い方に対して、実際にどのような不安を持っているのかについてお話しします。